いつも Sport For Smile の活動にご支援ご協力をいただいております皆さま

 

年明けから、新型コロナウイルスや豪雨など、大変な状況が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

Sport For Smile は、昨日活動開始10周年を迎え、本日よりまた新たな10年の第一歩を踏み出すこととなります。

2010年に活動を開始して以来、日本初のスポーツを活用した社会変革を推進するプラットフォームとして様々なイベントやプロジェクトを実施してまいりましたが、「スポーツから最も遠いところにいる人々にスポーツを届ける」ことを理念とし、規模ではなく社会的弱者に寄り添うことができる距離感を大切にしながら、アドバイザーやSFSアライアンス団体、そしてボランティアの皆さまとともに精一杯取り組んでまいりました。

最初の4年間は、国内外のスポーツ社会変革に関する活動や団体を紹介する啓発セミナーやインクルーシブ・スポーツ体験イベント、また若者支援を目的としたワークショップなどを実施しましたが、海外のみならず、国内でも多くのスポーツ団体やNPO、企業の方々にご協力いただき、日本で素晴らしい「スポーツ社会変革コミュニティ」が誕生したことは、この上なく嬉しい成果でした。また、国連や世界銀行とも連携させていただくことができ、2012年にはロンドン・パラリンピック直前にロンドンにて、2014年には東京にて国連事務総長スポーツ特別顧問をお迎えしてのユースワークショップを実施できましたことは、Sport For Smile にとって大きな勇気となりました。

2014年には、韓国IPSFとの連携により、スポーツメンタリングの活動を開始し、母子家庭の子ども達を対象としたパイロット・プロジェクトの成果から、2年目よりDV(家庭内暴力)経験のある子ども達のために実施、昨年に中田英寿さんが創設された HEROsアワードNPO部門受賞団体として選出いただくことができました。それを機に、マンスリーサポーター制度を開始し、来年度の数か所開催を目指し鋭意準備を進めております。メンター経験者のユースリーダーたちに、活動の企画や運営をお手伝いいただけていることに、明るい未来を感じます。

現在では、Sport For Smile の活動の柱として、啓発セミナーとスポーツメンタリングの他、もうひとつ、キャンペーンがあります。これは、ワールドカップやオリンピック・パラリンピック大会といった世界の注目を集めるメガスポーツイベントの開催時に、重要な社会問題を発信する活動を展開するもので、2018年には、FIFAワールドカップロシア大会において、FIFAの公式NGOパートナーからの助成を受け、若者を支援するプロジェクト “Win Off-the-Pitch 2018” を実施いたしました。これは、「スタジアムから最も遠いところにいる方々にワールドカップの熱狂を届ける」アイデアを25歳以下の若者から募集し、北澤豪氏などサッカーや社会活動の専門家の方々に評価いただき表彰したもので、JFA(日本サッカー協会)様に後援を頂き、Jリーグチェアマンにもご挨拶をいただいた表彰式式典には、小学生も含むベスト4ファイナリストが参加、主催者からのトロフィーと、アディダス社より記念品を授与されました。また、このプロジェクトを機に、法人化し、組織基盤を強化いたしました。

東京オリンピック・パラリンピック大会に向けては、「子どもを人身取引・搾取から守る」メガスポーツイベントに特化したキャンペーン “It’s a Penaalty” と連携しての活動を、大会の開催可否に関わらず実施予定にしております。過去大会においてIOCとの連携実績もあり、ウサイン・ボルト氏、キャシー・フリーマン氏、フランソワ・ピナール氏といった海外の著名選手のほか、日本から高橋尚子氏等にもご賛同、ご協力いただき、関係機関や企業、NPOの方々からもご支援、アドバイスを頂きながら、状況に対応し導入するための調整に尽力しているところでございます。

ほぼすべてのスポーツ活動が中断し、オリンピック・パラリンピック大会の開催もまだ目途が立たない状況ではありますが、私がこれまで頂いた幸運から頂いた勇気と、様々な貴重な機会や経験を通して得た学びを、この10年間で発展してきた国内外のスポーツ社会変革コミュニティの仲間たちとともに未来につなげていけるよう尽力させていただきますので、引き続きのご支援ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

2020年7月27日

一般社団法人 Sport For Smile

代表理事 梶川三枝

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